木炭染め


木炭染め

 

石炭・石油が普及するまでは燃料として広く使われてきた

木材を高温で蒸し焼きにしてつくられ、焼成段階で水分が蒸発し、炭自体が多孔質で多くのミネラルが形成される。その無数の孔がアンモニア臭等を吸着分解する機能を持つ。備長炭を電子顕微鏡で観ると、縦にも横にも通じる無数の穴で構造されているのがわかる。穴の表面積は、備長炭1グラムで約300平方メートルもあり、そのため吸着力に優れた性質を持っている。その上、この無数の穴には微生物がすみつきやすいため、微生物の膜をつくり、不純物を分解する。水だけでなく、土や空気もきれいにする。また紫外線を完全に遮り、紫外線による退色も起こらない。多孔質であるために多湿であれば水分を吸着させ、乾燥が大きければ水分を放出させる調湿効果を持ち、静電気も抑制する。表面に形成されたミネラル分、マンガン・マグネシュウムとうの働きで、染色後の廃液が河川を浄化する。木炭を食す微生物によって木炭で染色された化学繊維は分解され土に還っていく

この木炭をミクロレベルまで粉砕し安定させ染色を行うことで上記の消臭・遠赤外線効果・調湿・帯電防止・水質浄化等の効果が十分に得られる。

 

足利市は、14世紀日本の政権を担った足利源氏発祥の地で多くの刀工が住んでいた。木炭は日本刀と共に発達してきた。現代でも刀の原料となる和鋼を製鉄するための唯一の燃料。

 

その炭で染めを施す技法を復活させ、現代の技術を加味して再生させたのが初山炭染めであります