木炭
日本の考古学研究で新石器時代から燃料として木炭が使われていたと
推定されている。
平安時代になると、山林部を中心に広く炭焼きがおこなわれ、商品化され、荘園では年貢として納められていた。
ナラ・ブナ・カシ・クヌギなどを原料とした木炭が多く、茶道などで使う高級な炭は桜を原料としている。近年は、竹炭が注目されている。
日本の木炭は三種類に分類される
和炭 松や栗など比較的柔らかい伏炭法で作成する柔らかい木炭
伏炭法 (樹木に火をつけて、土を掛けて蒸し焼きにしたもの)
荒炭 クヌギ・ナラ・カシ等の堅い樹木を伏炭法や炭窯焼きで作成する硬い炭
炒炭 和炭・荒炭を二度焼きした木炭
和炭は、主に製鉄や治金に使われる
荒炭・炒炭は、厨房・炊事や防腐・防湿、水の濾過などに使われる
弊社の木炭染めは、栃木県で炭窯焼きされた木炭を原料に木炭染めを行っています。原料の木材は、ナラ・クヌギ・カシ・桜等で、黒炭と分類される炭です。